2008-07-16

信長との恋

犬千代-2

↑  左 信長  右 犬千代

 ついに買ってしまった!『群雲、関ヶ原へ 上』(岳 宏一郎著 光文社)。
 この本の、信長と利家の恋描写を目当てに1000円も出してしまいました!なんて馬鹿なんだよ^^;

 誤解を招かないように言っておきますが、この小説は決してそういう衆道メインのお話ではございません。
 関ヶ原前夜の日本中の武将達の、心の機微を捉えた大変硬派な小説です。
 なんてったって、上巻だけで、47話もあります(全部短編)。

 私が目当てだったのが、その内の『信長との恋』でしたが、その他の短編も非常に面白い!
 岳さんは、なんというか歴史上の偉人の中にある、情けない部分とか、所詮彼らも人間だもんな、と思わせる描写が大変上手です。

 まだ数編しか、この小説を読んでいないのですが、この本読んでて私は何度も笑ってしまいました^^

 例えば、超ポジティブで、プラス志向な黒田官兵衛とか(笑)。自分は天才だと思って、それに酔いまくっているんですが、ある時ふと気づく。「…あれ、俺ってもしかして、そんなにたいした人間じゃない?むしろ並?」
 さあ、ポジティブでプライドの高い官兵衛が関ヶ原でとった道とは…。

 他にも、権謀数術でもって天下を取りたい家康は実は恥ずかしがり屋。
 色んな大名と会って、工作しなさいと、本多正信に勧められるんですが「会ったこともない人に、いきなり会いに行くなんて、恥ずかしくてできない///」なんて、お前はどこの乙女だよ!

 とか、もちろんそればっかりな話じゃないですけどね、石田光成と加藤清正の決して分かり合うことのできない、深い闇とか真面目な話もありますが、くだけた話もたまにあるので、結構、読んでてニヤニヤしちゃいます。
 
 いつか、全部読んでレビューしたいです。

 と、前書きが大変長くなってしまった、『信長との恋』のお話なんですが、え〜と利家の言葉を借りるならば…。

 「おれは十四歳で奉公にあがり、すぐあの方に恋をした。あの方もおれを離さなかった」

 だ、そうです。ちなみに、信長と利家の衆道は創作ではなく、『亜相公御夜話』という文献に二人は若い頃衆道関係だったと書いてあります。
 
 この話の泣ける所は、家康を倒すこともできず自己嫌悪の中、病で死んでいく利家が、夢をよく見るようになり、それが決まって信長と共に野山を駆け巡った青春の日々だったという所なんですよね。
 今までの人生で一番楽しかったのが信長との恋の思い出v決して、まつではなく(笑)。
  
 一番身軽だったころが、やっぱり一番楽しかったかもね〜。

 そんなこんなで、今回は二人の出会いを久しぶりに絵で描いてみました。以下は絵についてです。

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