2008-06-25
山賊王 10巻 感想
鎌倉末期ファンには、たまらない太平記をベースにした漫画「山賊王」10巻の感想です。
…時期的に11巻の紹介だろう?と思われるかと思いますが、11巻を買ったら10巻を買い忘れていた事に気づいてしまったので…。
でもでも、管理人がお馬鹿なだけで「山賊王」はとっても面白い作品ですよ!
特に楠木正成がとっても格好良く描かれております(変人だけど)。
星のアザを持つ6人が協力して、鎌倉幕府をぶっ潰しちゃおう!というお話です。(ぶっちゃけすぎ)
ただ、この漫画は「マガジンGREAT」という少年誌に書かれているせいか、勧善懲悪が強い作品になっております。要するに、主人公サイドは皆正義の味方。悪役の幕府の御家人、特に得宗家は悪の権化な集団です。
ええ、ガンダーラが聖人君主なんて、物凄く違和感を感じるんですけどね。絶対エロイ宗教なんて、やってない設定なんだろうな(遠い目)。
一方の悪の親玉北条高時は、もう悪逆非道のエロ親父で、「こんなのが幕府のトップだったら、幕府は滅亡して当然だろう」な悪辣ぶりです。
高時…確かに闘犬にはまってたり、長崎の言いなりだったかもしれないけど、最期はあんなに大勢の人数が一緒に腹を切ったんだから…そこまでヒドイ暗愚じゃなかったと思うんだけど。
ま、それはさて置き、本編の感想に行きたいと思います。
※ここから先はネタばれです!ご注意下さい。
前巻、名和長高の協力により、見事ガンダーラを隠岐より脱出させた長門とガピチョン。しかし、その頃、京に向かい進軍中の赤松円心は苦境に立たされていた…。
まず、最初の方に出てくる兵士の会話なんですが
「隠岐島から帝に逃げられるとは、監視役の佐々木が使えん奴で運が廻って来たわ」
ちょちょちょ、やめてー!道誉の無駄使いは!この、佐々木って佐々木道誉の事だよね!?あの有名なバサラ大名がこの扱いですか(涙)。
でも、道誉は隠岐へガンダーラを護送するのが役目だったから、この佐々木は一族の別の人かなぁ。
どうか後で「ククク、わざと帝を逃がしたのだよ」とか言って出てきてくれますよーに!
とまあ、最初の一ページで、ノックアウト寸前でしたが、次に行こうと思います。
赤松円心の苦悩は置いといて(おい)、長門は星のアザを持つ新田義貞に倒幕を促すため、新田荘へ向かいます。
しかし新田の答えは「うちは貧乏だから無理無理。高氏が立つなら考えるけどね」(←もっと真面目な言い方です;)。
そう…幕府の過酷な年貢の取立てのせいで、新田荘は疲弊していたのです…!
うん…新田は幕府の取立てがなくとも貧乏なイメージがあるんだけど。
足利家と比べると更にヒドイ。足利家はもう北条一族の娘を嫁に貰い、準一門扱いで御家人筆頭な感じだけど、新田は…名ばかりの源氏の名門といったところでしょうか。
この辺話すと長くなるのでいづれどこかで語ろうと思います。
長門は新田を立たせるには、高氏の決心が先に必要と考え、高氏のいる鎌倉へ向かいます。
ここでようやく高師直登場。
な、長かった…。10巻かかったけど、ようやく会えた…。
これまで何度も呪文のように「舎弟と執事はいつ出るんだ?舎弟と執事はいつでるんだ?」と唱えていたので、ようやく執事に会えてほっと一息。
でも、相変わらず高氏の弟の直義が空気なんですけど。
どこにいるの〜直義〜!!
高氏が妻の登子と息子の千寿を鎌倉に人質に取られたまま、戦いに行けないっ!って悩んでる時に、「そんなもん、大事の前の小事だ!」というカッチョイイ直義を早く見せてくれ〜!!
今回新キャラの千寿が、なかなか躾のできていないやんちゃ坊主で、彼の言動が高氏の討幕への決意を固めるんですが…そうですか、また直義はお預けですか(泣)。ハア。
ついに出合った、楠木正成と足利高氏!彼らの出会いによって、歴史の歯車がゆっくりと動き始めるのであった…。 つづく
沢田ひろふみ著
『山賊王』 10巻
講談社
…時期的に11巻の紹介だろう?と思われるかと思いますが、11巻を買ったら10巻を買い忘れていた事に気づいてしまったので…。
でもでも、管理人がお馬鹿なだけで「山賊王」はとっても面白い作品ですよ!
特に楠木正成がとっても格好良く描かれております(変人だけど)。
星のアザを持つ6人が協力して、鎌倉幕府をぶっ潰しちゃおう!というお話です。(ぶっちゃけすぎ)
ただ、この漫画は「マガジンGREAT」という少年誌に書かれているせいか、勧善懲悪が強い作品になっております。要するに、主人公サイドは皆正義の味方。悪役の幕府の御家人、特に得宗家は悪の権化な集団です。
ええ、ガンダーラが聖人君主なんて、物凄く違和感を感じるんですけどね。絶対エロイ宗教なんて、やってない設定なんだろうな(遠い目)。
一方の悪の親玉北条高時は、もう悪逆非道のエロ親父で、「こんなのが幕府のトップだったら、幕府は滅亡して当然だろう」な悪辣ぶりです。
高時…確かに闘犬にはまってたり、長崎の言いなりだったかもしれないけど、最期はあんなに大勢の人数が一緒に腹を切ったんだから…そこまでヒドイ暗愚じゃなかったと思うんだけど。
ま、それはさて置き、本編の感想に行きたいと思います。
※ここから先はネタばれです!ご注意下さい。
前巻、名和長高の協力により、見事ガンダーラを隠岐より脱出させた長門とガピチョン。しかし、その頃、京に向かい進軍中の赤松円心は苦境に立たされていた…。
まず、最初の方に出てくる兵士の会話なんですが
「隠岐島から帝に逃げられるとは、監視役の佐々木が使えん奴で運が廻って来たわ」
ちょちょちょ、やめてー!道誉の無駄使いは!この、佐々木って佐々木道誉の事だよね!?あの有名なバサラ大名がこの扱いですか(涙)。
でも、道誉は隠岐へガンダーラを護送するのが役目だったから、この佐々木は一族の別の人かなぁ。
どうか後で「ククク、わざと帝を逃がしたのだよ」とか言って出てきてくれますよーに!
とまあ、最初の一ページで、ノックアウト寸前でしたが、次に行こうと思います。
赤松円心の苦悩は置いといて(おい)、長門は星のアザを持つ新田義貞に倒幕を促すため、新田荘へ向かいます。
しかし新田の答えは「うちは貧乏だから無理無理。高氏が立つなら考えるけどね」(←もっと真面目な言い方です;)。
そう…幕府の過酷な年貢の取立てのせいで、新田荘は疲弊していたのです…!
うん…新田は幕府の取立てがなくとも貧乏なイメージがあるんだけど。
足利家と比べると更にヒドイ。足利家はもう北条一族の娘を嫁に貰い、準一門扱いで御家人筆頭な感じだけど、新田は…名ばかりの源氏の名門といったところでしょうか。
この辺話すと長くなるのでいづれどこかで語ろうと思います。
長門は新田を立たせるには、高氏の決心が先に必要と考え、高氏のいる鎌倉へ向かいます。
ここでようやく高師直登場。
な、長かった…。10巻かかったけど、ようやく会えた…。
これまで何度も呪文のように「舎弟と執事はいつ出るんだ?舎弟と執事はいつでるんだ?」と唱えていたので、ようやく執事に会えてほっと一息。
でも、相変わらず高氏の弟の直義が空気なんですけど。
どこにいるの〜直義〜!!
高氏が妻の登子と息子の千寿を鎌倉に人質に取られたまま、戦いに行けないっ!って悩んでる時に、「そんなもん、大事の前の小事だ!」というカッチョイイ直義を早く見せてくれ〜!!
今回新キャラの千寿が、なかなか躾のできていないやんちゃ坊主で、彼の言動が高氏の討幕への決意を固めるんですが…そうですか、また直義はお預けですか(泣)。ハア。
ついに出合った、楠木正成と足利高氏!彼らの出会いによって、歴史の歯車がゆっくりと動き始めるのであった…。 つづく
沢田ひろふみ著
『山賊王』 10巻
講談社
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comment
No title
『山賊王』読んでいないのに、冬芽さまのご臨場感あるご説明で十分楽しめました。笑
それにしても、北条高時、佐々木道誉って悪そうなのばっかり出てきますな〜。
それで、勧善懲悪作品って、やっつけるのが本当に大変そう・・・笑。
冬芽さまの本の御感想や紹介、とても参考になります。
どうもありがとう〜。
メール遅れてすみません。送らせていただきました。
んじゃば、”拍手と歴史”毎回押して行くでありんす。
それにしても、北条高時、佐々木道誉って悪そうなのばっかり出てきますな〜。
それで、勧善懲悪作品って、やっつけるのが本当に大変そう・・・笑。
冬芽さまの本の御感想や紹介、とても参考になります。
どうもありがとう〜。
メール遅れてすみません。送らせていただきました。
んじゃば、”拍手と歴史”毎回押して行くでありんす。
いつもありがとうございます。
毎回、暖かいコメントに癒されております、冬芽でございます〜。
7月のオフには参加できず、本当に残念です。 また、機会がありましたらお会いしましょう♪
>北条高時、佐々木道誉って悪そうなのばっかり出てきますな〜。
そうなんですが(笑)、北朝ファンの身としては、どんな悪人だろうと出て来てくれてウレシイです(南北朝物は漫画がほとんどありませんし;)。
ついいつもよりテンション上がっちゃいますが、ご勘弁下さい。
いつも拍手とボタンありがとうございます!
元気が出ます^^
7月のオフには参加できず、本当に残念です。 また、機会がありましたらお会いしましょう♪
>北条高時、佐々木道誉って悪そうなのばっかり出てきますな〜。
そうなんですが(笑)、北朝ファンの身としては、どんな悪人だろうと出て来てくれてウレシイです(南北朝物は漫画がほとんどありませんし;)。
ついいつもよりテンション上がっちゃいますが、ご勘弁下さい。
いつも拍手とボタンありがとうございます!
元気が出ます^^
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